骨ホルモンは血糖を下げる!糖尿病の改善予防にかかと落とし
「骨ホルモン」って聞いたことありますか?
私はつい最近耳にしました。
骨というと、いわゆる骨格というか、身体を支えていたりするイメージで、
そこから何かが分泌されているというイメージは全くなかったので、「骨ホルモン?!」と驚きました!
最近の研究では、
「骨ホルモンの作用で、膵臓の働きがよくなり、インスリンの分泌も促進されたことが判明」
したそうですね!
今回は、骨ホルモンにスポットを当てたいと思います。
骨ホルモンとは
「骨ホルモン」とは、「オステオカルシン」という物質のことです。
TVなどで「骨ホルモン」と呼ばれ、話題となっています。
というのも、骨ホルモンに多くの優れた作用があることが判明しつつあるからだそう。
骨の成分は、
「リン酸カルシウムの一種・たんぱく質・水」で構成され、概ね「7:2:1」。
骨の中に含まれている「オステオカルシン」という「骨ホルモン」は、
このたんぱく質の内ごく一部で、骨全体に対して0.4%の割合で存在しています。
骨は絶えず新陳代謝をくり返しており、骨ホルモンの大部分は新たな骨の材料になりますが、骨にならなかった一部が血液中に溶け出します。その量は、骨全体の0.4%の、さらに100万分の1と、ごくごくわずかだそうですが、
しかしこの血液中の微量の骨ホルモンこそが、全身の臓器を活性化し、
多くのすばらしい作用を生み出しているとのこと!!
2007年に骨ホルモンを発見した、コロンビア大学のジェラルド・カーセンティ教授は、糖尿病のマウスに骨ホルモンを注射する実験を行い、骨ホルモンの作用で、膵臓の働きがよくなり、インスリンの分泌も促進されたことが判明しました。
また、2013年にも、九州大学大学院歯学研究院の研究チームで、同様の結果を得ました。骨ホルモンをマウスに与えたところ、膵臓でインスリンを作っている細胞が増大し、インスリンの分泌量が増えたことが確認されています。
骨ホルモンの効果
骨を上手に刺激すると骨ホルモンが放出されて全身へ運ばれ、脳や肝臓、すい臓、腎臓など、様々な臓器を活性化してくれることが分かってきました。 糖尿病以外にも様々の効果が期待されているようです。
- 糖尿病の予防・改善
- メタボ・肥満の予防・改善
- 記憶力・認知機能の向上
- 動脈硬化の予防・改善
- アンチエイジング
- 免疫力の増強
- 筋肉増量「長寿ホルモン」の分泌促進
出典:🔗【世界が注目】”骨ホルモン” 血糖値を下げる作用 糖尿病の改善 記憶力の向上に効果|解説 平田雅人(福岡歯科大学口腔歯学部客員教授・歯学博士)
🔗オステオカルシン(骨のタンパク質)の経口摂取で代謝を改善─ 新たなメタボリックシンドローム予防薬の開発に期待 ─|九州大学
骨ホルモンを増やすには?
オステオカルシンは、下肢の骨からたくさん分泌されるので、下半身に刺激を与えるのが有効的です。
骨自体がもろいとオステオカルシンは増やしにくいので、普段から大股で歩いて骨に刺激を与えたり、食事にも気をつけるとよいそう。骨ごと食べられてカルシウムが豊富なさば缶や、骨の生成に役立つビタミンD、ビタミンKを豊富に含む納豆やきのこ、豆苗などの食材が骨に効果的です。
かかと落とし
骨ホルモンを増やすというと、「かかと落とし」が有名ですね!
かかと落としをしたり、ミニジャンプをして、骨を刺激・鍛えるのがよいそう。
また、かかとで歩くのもよいのだとか。
ただし、膝の悪い人などは、座った状態で無理せずに。
骨粗鬆症の方や高齢者の方は予め医師にご相談なさって下さい。
参考URL
🔗【かかと落とし】の健康効果 骨ホルモンを増やし骨密度を高める やり方はコレだけ|【解説】平田雅人(福岡歯科大学口腔歯学部客員教授・歯学博士)
🔗脳を活性化!血糖値ダウン!新発見「骨ホルモン」SP|NHK ガッテン!
さいごに
「骨ホルモン」と最初に聞いた時、
「え~、骨からホルモンが出るの?!」と驚いたものです。
様々な研究によって、日進月歩で発展しているのは嬉しいことですね!
骨活を上手に日常生活に取り入れていきたいです…♪
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