明日葉(あしたば)のインスリン様作用「カルコン」

野菜のブーケ
ファイトケミカル

明日葉の旬の季節がやってきました…♪
いつも使っている宅配や、スーパーで明日葉があると購入するようにしています。

明日葉(アシタバ)の驚くべきパワー

明日葉って、ちょっとクセのある味や香りの野菜ですが、
実は素晴らしい栄養素がたっぷり含まれた野菜です。

明日葉は、日本原産のセリ科の植物で、
「今日摘んでも、明日には新しい芽が出る」いう生命力の強い植物であり、
そのことから「明日葉」と名付けられました

セリ科には薬用植物が多くみられ、明日葉は古くには「不老長寿の妙草」として、
秦の始皇帝や漢の武帝が日本までこの妙草を求めて家来を遣わしたという伝説があるほどです。

大きな特徴としては、明日葉以外にはほとんど含まれていない「カルコン」や、
せり科共通の「クマリン」
があり、ほか、ビタミン群、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。

特に「カルコン」は、糖尿病や肥満にも効果が見込めるといった研究もあります。

カルコン

明日葉の葉や茎に含まれる黄色い汁。これが「カルコン」の成分です。
カルコンは、ポリフェノールの内フラボノイドに属すフィトケミカル(ファイトケミカル)です。

抗酸化から動脈硬化の予防、脂肪燃焼にも優れている為、肥満や糖尿病など、
生活習慣予防にも効果的な事から、今後も注目される成分です。

明日葉(アシタバ)のインスリン様作用

既に糖尿病が発症した自然発症型Ⅱ型糖尿病マウスに対して、カルコンを投与することにより、重篤な糖尿病状態になっているマウスの血糖値を上昇を抑える作用が認められました。また、多飲水、肥満を抑制する治療効果が認められています。

内臓脂肪が悪さをするといわれますが、「内臓脂肪が増えると、脂肪細胞が肥大化すると善玉ホルモンである“アディポネクチン”の分泌量が減少」してしまいます。

その為、生活習慣病の予防には、健康診断で腹部の計測がある通り、
内臓脂肪の蓄積を抑え、小型の脂肪細胞を維持することが重要であると考えられます。

明日葉カルコンには、抗メタボ作用や内臓脂肪低減作用、抗糖尿病作用などが明らかになっており、明日葉カルコンが抗肥満作用を発揮し、小型の脂肪細胞を維持することでアディポネクチンの産生を高めることが明らかになりました。

参考URL

出典:タカラバイオ株式会社
🔗https://agribio.takara-bio.co.jp/technology/ashitaba/ashitaba01.html icon-external-link
🔗https://agribio.takara-bio.co.jp/technology/ashitaba/ashitaba07.html icon-external-link 

出典:東京農総研研報
🔗アシタバの機能性に関する研究と特許出願の動向 icon-external-link-square

 

我が家の明日葉

明日葉 下準備

明日葉 下準備

いつも、野菜の宅配が届いたり、スーパーにいった後は、購入したものを一気に下準備してしまいます。
写真のように、明日葉は軽く湯がいて、タッパーにクッキングペーパーを敷いて保存。

葉ものって、湯がいてからカットすることが多いと思いますが、私は、先に切ってから湯がく派。
茎が太いものは縦に半分にカットしたりし、茎から入れていきます。

主に、お浸しにしたり、豆腐そうめんやお味噌汁にトッピングしたりします。
お写真の大葉やミョウガ等の薬味もカットして常備、青ネギなど使いきれないものは、小口切りにしてからジップロックに入れ薄く平らにして冷凍しています。(使う時もパラパラほぐれ、薬味としてのせればすぐに解凍します)

糖質オフ+ファイトケミカル

我が家では、糖尿病の食事療法として、「糖質オフ」をベースとしながら、ファイトケミカルや食物酵素、ローフード、良質なオイル、ナチュラルハイジーン、ホールフード等の理念の一部を取り入れながらやっています。

自分で血糖を下がられない以上、糖質オフは必須と考え、
プラス食物の持つ力バランスよく取り入れることが重要だと考えるからです。

よく「糖尿病に〇〇野菜がよい」などありますが、
もちろん、取り入れたりするのですけれど、「〇〇だけ」というのはNG
何事もバランスが大事と考えます。

「現代人の栄養失調」という言葉もありますが、
昔、栄養失調というと、単純に摂取カロリーが足りていない状態のことを指していましたが、
現代ではカロリー過多でも、食べ物が偏っている為に、太っていても「栄養失調」の状態であるともいわれます。
(だから、食べたくなるともいわれます)

春には菜の花など、苦味・えぐみのある野菜が多いですが、
冬場にためた老廃物を輩出するデトックス効果が高いのも、エグミある春野菜の特徴。

なるべく「旬」や「地産地消」を意識すると、
自然の摂理に従って自然と体も整っていくのではないかと感じています。

旬の野菜をはじめとし、たくさんの野菜の栄養素を取り入れて、
健康寿命を長く、糖尿病以外の病気のリスクも考え、運動も取り入れながら
これからも無理せずゆっくりペースで頑張っていきたいと思います…♪

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らん

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糖尿病の夫をもつ妻です。 血糖値コントロールや糖尿病についての 情報についてシェア・情報交換できればうれしいです。

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