トランス脂肪酸と糖尿病 日本でもメーカー自主規制

トランス脂肪酸について
オイル

トランス脂肪酸のアメリカでの規制開始に備えて、日本でも、トランス脂肪酸を多く含むと言われているマーガリン等を作っている明治などの乳製品大手メーカーで等でも2018年3月より自主規制を開始しました。

今回はトランス脂肪酸について記事にしていきたいと思います。

良質な油(オメガ3系)についてはこちら icon-arrow-circle-down

「危険な油」についての本との出会い

良質な油 オメガ3系のことについて、以前記事にしました。
今まで「油」というと、種類があるとは思っていなかったのですが、
「良質な油」についてや「危険な油」についてより関心を持つようになったのは、
1990年代に発売のこの本「危険な油が病気を引き起こしている」に出逢ってからです。

 トランス脂肪酸って?

トランス脂肪酸には、天然に食品中に含まれている「天然」なものと、油脂を加工・精製する工程でできる「工業的」なものがあります。
特に重要視しなければいけないのは、「油脂を加工・精製する工程でできる工業的なもの」だと考えます。

トランス脂肪酸を摂取しないほうがよい理由として、

  • プラスチックを食べている(構造が似ている)、狂った脂肪
  • 心疾患を引き起こす
  • 糖尿病などの病気を引き起こす
  • アルツハイマー病の原因
  • アトピー等アレルギーの原因
  • 人をキレやすく怒りっぽく攻撃的にする

等々、トランス脂肪酸については、センセーショナルな言葉が飛び交いますが、
どこまできちんと解明されているかは別としても、「体によくない」という事実は重要視すべきと私は考えます。

どんな食品に入っているの?

天然でできるもの

牛や羊などの反芻(はんすう)動物では、胃の中の微生物の働きによって、トランス脂肪酸が作られます。そのため、牛肉や羊肉、牛乳や乳製品(バターやチーズ等)の中には微量のトランス脂肪酸が天然に含まれています。

工業製品化されたもの

水素添加によって製造されるマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングや、それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、スナック菓子、アイスクリーム、インスタント食品、レトルト食品、揚げ物、ファストフードなどにトランス脂肪酸が含まれています。また精製されたサラダ油等にも微量含まれます。

 

トランス脂肪酸の規制について

1990年代にその危険性が分かってきたトランス脂肪酸について、欧米諸国では既に規制の体制を整えています

アメリカ等欧米では規制が進んでいる

ニューヨーク市の健康に関する委員会は、食品中に含まれるトランス脂肪酸について、レストランをはじめとする飲食サービス業者に対する規制を2006年12月に決定しました。

米国の連邦政府は、トランス脂肪酸について加工食品の栄養表示を義務づけています。また、2015年6月16日に、部分水素添加油脂の食品への使用規制を決定しました。この規制は2018年6月18日から始まります

その他欧米諸国・アジアでも、「食品中のトランス脂肪酸含有量等の規制措置を実施」「食品中のトランス脂肪酸含有量の表示を義務付け」「食品中のトランス脂肪酸含有量の自主的な低減を推進」等の規制が進んでいます。

出典:農林水産省 🔗トランス脂肪酸に関する各国・地域の取組 icon-external-link

日本での規制はないの?

日本の現段階では、食品にトランス脂肪酸の含有量の表示は義務付けられていません。
もちろん、食品中の含有量自体の規制もありません。

メーカーによっては、自主的にトランス脂肪酸の含有量を表示している場合もありますが、
表示していないメーカーもあり、残念な限りです。

食品メーカーやファストフード等によっては、ホームページ等でトランス脂肪酸についての情報や取り組みなど見れるところもあります。※例えば「マック トランス脂肪酸」などで検索

出典:消費者庁 🔗トランス脂肪酸の情報開示に関する指針について等 icon-external-link 

なぜ日本では規制されないの?

WHOの2003年のレポートで、一日あたりの摂取量を全カロリーの1%未満に抑えるよう勧告されています。

しかし、2007年の食品安全委員会の調査報告では、日本人が1日に摂取するトランス脂肪酸の平均は全カロリー中0.3%-0.6%に対し、米国では2.6%であることから、これはWHO勧告にある1%未満をクリアしており、日本人の大多数が1%未満であり通常の食生活では健康への影響は小さいと結論付けています

ついつい、食品メーカーの圧力?!なんて考えてしまうわけですが(ごめんなさい)、
なにはともあれ「トランス脂肪酸が体によくないことは明らか」だと思いますので、できる限り避けたいと思うものです。

出典:食品安全委員会 🔗食品に含まれるトランス脂肪酸の食品健康影響評価の状況について

日本の食品メーカーの動き

最近は、「トランス脂肪酸が体によくない」といったことが、一般的にも広く認知されてきており、
マーガリンなどのトランス脂肪酸含有量が多いと言われているものを買い控える方が多くなってきたようです。(イメージ悪化の影響で、マーガリンの売上も2割減ったとか)

そういった事情や、またアメリカでは2018年6月よりトランス脂肪酸の使用規制が始まることもあり、明治などの乳製品大手メーカーでも、「低トランス脂肪酸」などの内容・パッケージ表示をはじめとし、リニューアルされるようですね!

なるべくバターを使おうと思っても、バター不足やバター高騰があったり、またやわらかなマーガリンの方が使いやすい場合もあるので、こういった選択肢が増えてくれるのは、本当にうれしい限りです!

トランス脂肪酸についての情報url

農林水産省 🔗すぐにわかるトランス脂肪酸 icon-external-link 

農林水産省 🔗トランス脂肪酸に関する情報 icon-external-link 

消費者庁 🔗トランス脂肪酸に関する情報 icon-external-link 

消費者庁 🔗脂質と脂肪酸のはなし icon-external-link 

わたしの考え

繰り返しになってしまいますが、
トランス脂肪酸については、センセーショナルな言葉が飛び交うものの、「体によくない」という事実は重要視すべきと私は考えます。

普段の生活の中で「排除する」ことはなかなかできません。
トランス脂肪酸が含まれている食品が使われているであろう、外食やお菓子、工業製品・加工食品等も、
我が家では、外食もしますし、お菓子も食べますし、工業製品・加工食品も便利で利用します。

知識を持った上で、利便性などと天秤にかけ、どちらを選択するか、の連続で、
結果、トランス脂肪酸の摂取が減ればと考えています

ストレスも万病の元ですしね!

例えば、「外食せず、加工食品使わず、一からすべて手作りする」という毎日は、私にとってはストレスですし、
しかしまあ、知ってしまった以上、摂取してしまっているというストレスもあるわけですが(笑)

その辺を、「いい加減」で「良い(いい)加減」になれば、と思っています…♪

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らん

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糖尿病の夫をもつ妻です。 血糖値コントロールや糖尿病についての 情報についてシェアできればうれしいです。

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